
NEWS RELEASE
- 2025/03/21
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- 2025/03/19
- 教科書ワーク4科目セットのオンライン販売を本日より開始いたしました。
- 2025/03/18
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皆さん、こんにちは! このコラムでは、中学生が学校の勉強をスムーズに進め、良い高校入試を迎えるサポートをするために、学校の勉強や入試に向けて取り組むべきポイントをお伝えしていきたいと思います! 今までの更新コラム 第1回「高校入試のとらえ方(1) 種別と学科」第2回「高校入試の捉え方(2) 受験形態」第3回「内申ってなんだろう 高い内申をとるために必要なこと」第4回「内申点と将来の選択肢への影響」第5回「定期テストってなんだろう 高得点を取るために必要なこと」 第6回「定期テスト成功の秘訣!普段から意識したいこと」 第7回「模擬試験はできるだけ早くから受けよう!」 第8回「勉強と部活の両立をどう捉えるか」 第9回以降もお楽しみに! さて、今回は多くの中学生にとって永遠の悩みとも言える「部活動と勉強の両立」というテーマに切り込んでいきたいと思います! カギは「見える化」と「優先順位」、この二つを覚えておいてくださいね。 両立とはどんな状態? まず皆さんに考えていただきたいのは、部活動と勉強が両立できていない状態、というのはどういう状態か?ということです。 おそらくは、「部活動で疲れてしまって勉強する時間が取れない」とか「勉強のプレッシャーで部活に集中できない」とか、どちらか片方または両方のクオリティが下がってしまっている状態なのではないでしょうか。 では次に考えたいのは、その状態はどうなったら解消できるのか?ということです。 (余談ですが、ここで「何がいけないのか?」という考え方をしてしまうと、何かを取り除かないといけなくなり、両立には繋がりにくくなります) 私の今までの実体験だと、「勉強する時間がもう少し取れれば」とか、「成績が上がれば」とか、やはり部活動より勉強の方が優先なのでは、という考え方が多く出てくると思います。 そこで最初のキーワード「見える化」が大切です。 時間の使い方の「見える化」 普段の一日の過ごし方を、一回ノートやエクセルなどに書き出してみて、自分の時間の使い方を見える化してみましょう。 そうすると、多くの場合「この時間、何やってるっけ?」という謎の時間が出現します。 ぼーっとしている、何となく過ごしている、という時間が実は結構あるんです。 そういう時間を工夫して勉強に使えば、1日あたり1時間くらい勉強することができて、かなりの違いが出てくるのです。 工夫の仕方も様々です。 例えば食事の後リビングでのんびりしてしまうなら、食事が終わったら家族で協力してひとまず勉強机に向かうようにするとか、眠くなってしまうならお風呂に入る時間を調整してサッパリしてから時間を使うようにするとか、部活から帰ってきたら30分だけ宿題に取り組んでからご飯を食べるとか・・・ 家庭の生活サイクルに合わせて、みんなで一緒に考えられるといいかもしれません。 一方で、見える化したけどあんまり使える時間がないなあ・・・という人もいるかもしれません。 そういう人は、おそらく空いている時間で何か別のこと(ゲームとか読書とかテレビとか)をやっているのだと思います。 そこで出てくるのがもう一つのキーワード、「優先順位」です。 「優先順位」をつける やりたいこと・やるべきことをざっと書き出してみてください。箇条書きで大丈夫です。 書き出したら、それらを「重要度」「緊急度」の二つの軸で、以下の四つに分類してみてください。 (1)重要ですぐ(早め)にやるべきこと (2)重要だけどすぐではなくていいこと (3)重要ではないけどすぐやるべきこと (4)重要ではなくすぐでなくてもいいこと おそらく、ゲームや読書やテレビ、というのは(2)か(4)になるのではないでしょうか。 一方で勉強(特にテスト前)は(1)(2)あたりになるでしょう。 (4)に入ることはやらなくても問題ありませんから思い切って全てやらないことにして、(1)(3)を片付け、そして(2)に集中していく、という形で整理をしてみましょう。 これが優先順位をつける、という作業です。 この順位づけは、部活動と勉強の話以外にも応用できます。 例えばテスト前に9科目の勉強の順番を決めたいとなった場合は、成績を上げる必要がある科目かキープでいいのか、苦手な科目なのか得意なのかによって重要度や緊急度が変わります。 それをはっきり決めてから取り組む順番を決めると、非常に効率の良い勉強ができるようになりますよ。 将来にも役立つ こんな時間の使い方や優先順位の決め方ができるようになれば、大人になっても役立つこと間違いなし! 社会に出て活躍するためのアプローチの一つとして、部活動と勉強の両立という課題に向き合ってみてはいかがでしょうか? さて、いよいよこのコラムも終盤戦になってきました。次回は「高校の選び方」というテーマで、自分の進路をどうやって決めていくべきかお伝えしていきます! 筆者:金澤 浩(かなざわ ひろし) 大手学習塾で20年以上指導し、様々な生徒を合格に導く。現在は共育コンサルタントとして講演会や個別での進路選択や学習の支援に取り組む
はじめに 受験期のプレッシャーと応援の重要性 受験は大きなイベントであり、多くの中学生が様々なプレッシャーを感じています。 保護者や教師からの期待、友人との競争、そして自身の目標に対するプレッシャー。 これらが重なり、心身に大きな影響を及ぼすことがあります。 試験前の緊張や不安が学習効率を下げ、結果的に成績が下がってしまう、なんてことも少なくありません。 だからこそ、受験生に対する応援、声かけは非常に重要です。 適切な言葉や行動が、受験生のメンタルを支え、勉強に取り組む助けになります。 今回は、受験生を優しく支えるための具体的な応援メッセージやコミュニケーションの方法について紹介していきます! プレッシャーにならない応援メッセージのポイント 受験生を励ますときは、出来る限りプレッシャーを与えないことが重要です。 努力を認める 「最近、本当に一生懸命勉強してるね。あなたの努力はちゃんと見てるから、自信を持ってね。」というように、受験生の努力を認めることは非常に重要です。 どれだけ勉強をしても結果が伴わない時期、思うようにいかない瞬間が受験では訪れます。 「頑張っているのに結果がでない」という思いは、受験生本人が一番感じているのです。 そのため、本人が取りこぼしてしまいがちな過程に目を向けることも大切です。 周りから努力が評価されることで、自信を持ち、より前向きに取り組むことができるのです。 安心感を与える 「どんな結果であれ、あなたの頑張りを誇りに思うよ。」と伝えることで、安心感が与えられます。 受験期はプレッシャーに押しつぶされそうになったり、自身のすべてがダメだと感じてしまったりと、普段よりメンタルが落ち込みやすいです。 安心感を与えることで、少しでも受験生がプレッシャーから解放され、リラックスして勉強に集中できる環境を作りましょう。 具体的な言葉の例 ここでは、具体的な受験生への応援メッセージをいくつか紹介します。 ●「あなたが頑張っている姿を見ると、誇らしいよ。」 ●「勉強したことは、必ず役に立つよ。」 ●「試験は大事だけど、あなた自身が大切だから無理しすぎないようにね。」 ●「頑張った分だけ結果はついてくるから、焦らずにやっていこうね。」 などがあげられます。 避けるべき応援メッセージ 受験生にプレッシャーを与えてしまう可能性のある言葉や表現にも注意が必要です。 過度な期待を示す言葉 「絶対に合格してね。」や「親戚一同が期待してるから、頑張ってね。」などの過度な期待は、 受験生にとって大きなプレッシャーになります。 こうした言葉は、受験生が自分に対して過剰な期待を抱く原因となり、逆に不安を増すことがあります。 受験生は「合格しなければならない」という思いに駆られ、緊張や不安が増すことがあります。 「君ならできるから、安心して挑んでね。」といった言い方に変えると、プレッシャーを軽減できます。 比較する表現 「○○さんはもっと頑張っているよ。」というような他人との比較は、受験生の自信を損なう可能性があります。 兄弟での比較も避けた方がよいでしょう。 「あの子はもう合格圏内にいるらしいよ。」という言葉や「みんなが頑張っている中で、あなたはどうなの?」といった表現も、 受験生に焦りを感じさせることがあり、プレッシャーに繋がりかねません。 個々の努力や成長を尊重し、比較ではなく本人の進歩を評価することが重要です。 保護者の方(自分)にとっては応援メッセージになることであっても、受験生本人にとってはプレッシャーになる言葉もあります。 結果などにも関心を寄せてほしいのか、結果には触れないでほしいのか、保護者の方の意見・体験を聞きたいのか、そうではないのかなどは、 本人に寄るところが大変大きいです。 受験生に響く良い言葉がけが出来るように、しっかりと本人の性質に合わせて声がけをするようにしてくださいね! 受験生とのコミュニケーションの取り方 日常生活で受験生と接する際の適切なコミュニケーション方法や、リラックスできる環境作りの工夫を紹介します。 日常生活での気遣い 1.食事の配慮受験生にとって、栄養バランスの取れた食事は非常に重要です。 勉強に集中できるように、健康的な食事を用意することが大切です。 例えば、脳に良いとされる魚やナッツ、野菜を使った料理。 また、受験生の好みや食べやすいメニューを考慮することで、食事の時間を楽しみに感じてもらえます。 簡単に食べられるおにぎりやサンドイッチを作っておくとよいですね。 2.家事の負担を減らす受験生が勉強に集中できるよう、家事の負担などを軽減することも重要です。 家族全員で協力して役割分担をすることで、受験生の負担を軽減することができます。 これらの気遣いを通じて、受験生が安心して勉強に集中できる環境を作ることができます。 日常生活の中での小さな配慮が、受験生にとって大きな支えとなるでしょう。 リラックスできる環境作り 1.自由な時間を確保する勉強だけでなく、趣味や友人との時間も大切です。 受験生がリフレッシュできるよう、友達と遊ぶ時間を設けたり、趣味に没頭する時間を持たせることも重要です。 心のバランスを保ちながら、勉強に取り組むことが大切です。 2.リラックスできる時間を提供する勉強の合間に、リラックスできる時間を設けることも大切です。 例えば、夕食後に一緒に映画を観たり、ボードゲームを楽しんだりすることで、受験生がリフレッシュできる時間を提供します。 このような時間が、受験生のストレスを軽減し、心の余裕を持たせる助けになります。 3.勉強環境を整える 静かで集中できるスペースを作ることで、受験生が安心して勉強に取り組めるようになります。 ただ、音があるほうがいいのか、ないほうがいいのかは本人の好みがかなり分かれます。 受験生の好みに合わせて調整することを心がけてください。 受験生を支えるおすすめの学習教材 コーチと入試対策! 8日間完成 中学1・2年の総まとめ 「8日間完成 中学1・2年の総まとめ」 コーチといっしょに、8日間で中学1・2年の内容を総まとめ! すべての受験生が入試対策を前向きにスタートできる、とっておきの1冊です。 ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら コーチと入試対策! 10日間完成中学3年間の総仕上げ 「10日間完成 3年間の総仕上げ」コーチといっしょに、10日間で中学3年間の内容を総復習! 入試に出る重要な内容をていねいに復習できる、とっておきの1冊です。 短期間で3年間の復習ができ、入試に向けて自分の得意や苦手分野をおさえることができます。 ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら 豪華特典:応援日めくりの紹介 「コーチと入試対策!」の特典として、「応援日めくり」があります。 机に飾って眺めるだけでその日の確認テストができ、コーチの応援メッセージも付いています! 応援メッセージでモチベーションを高めて、頑張ってください! 受験生の努力をしっかりサポートするアイテムとなっています。 まとめ 受験は、保護者や周りの人の力添え、努力があるとより万全の体制で挑めるものです。 努力を認め、安心感を与えることが、受験生のメンタルを支える鍵となります。 みなさまが良き春を迎えられるよう、心よりお祈りしております!!
皆さん、こんにちは! このコラムでは、中学生が学校の勉強をスムーズに進め、良い高校入試を迎えるサポートをするために、学校の勉強や入試に向けて取り組むべきポイントをお伝えしていきたいと思います! 今までの更新コラム 第1回「高校入試のとらえ方(1) 種別と学科」第2回「高校入試の捉え方(2) 受験形態」第3回「内申ってなんだろう 高い内申をとるために必要なこと」第4回「内申点と将来の選択肢への影響」第5回「定期テストってなんだろう 高得点を取るために必要なこと」 第6回「定期テスト成功の秘訣!普段から意識したいこと」 第7回「模擬試験はできるだけ早くから受けよう!」 第8回「勉強と部活の両立をどう捉えるか」 第9回以降もお楽しみに! 前回までは学校の内申点や定期テストについて話してきましたが、今回はテスト繋がりで「模擬試験」についてお話をしていきます。 模擬試験って受けるべき? 世の中には色んな模擬試験がありますよね。 よく「模擬試験って受けた方がいいですか?」という質問をいただくこともあります。 結論から言うと、、、「同じ模擬試験をなるべく早い段階から受け続けるのが良い」というのが私の回答です。 お金もかかりますので、絶対!というわけではないのですが、上手に使うことで大きく力を伸ばすきっかけにすることができます! こうやって受けてみよう 模擬試験を申し込むと、三つのフェーズが発生します。 受ける前(数週間)、受ける時、受けた後(一週間程度)です。 気をつけてほしいのは、模擬試験を受ける(=「受ける時」)だけでは力は伸びないということです。 よく、模擬試験を受けるだけ受けまくって、受けていることに満足してしまうケースがあるのですが、それでは力は伸びません。 模擬試験を「受ける前」 まず、受けると決めた時から「受ける前」フェーズがスタートします。 ここでは模擬試験の範囲や出題形式、難易度などを確認しながら、自分が出題されるであろう問題を解けるかどうか練習してみます。 範囲表があれば持っている問題集から該当範囲を探して解いてみると良いでしょう。模擬試験のバックナンバーがあるならばぜひやってみてください。 これらの作業は、模擬試験を一つの目標として、自分ができていないところを探したり、その課題を強化していく作業です。 模擬試験を「受ける時」 「受ける前」フェーズが充実すると、「受ける時」にテーマが発生します。 しっかり準備したあの単元がきちんとできるようになっているだろうか。この科目は結構時間をかけて勉強したけど、得点は上がるだろうか。その準備が正しく身についているかを確かめるわけです。 模擬試験を「受けた後」 そして「受けた後」フェーズでは、主に自分が間違えたところと、迷った・自信がなかったところを中心に復習します。これは結果が出てなるべくすぐが良いでしょう。記憶が薄くなると復習の効果は減りますし、そもそも復習する気がなくなります。結果が返ってくる日はあらかじめ、数時間ほど復習の時間を予定しておく方がいいと思います。その復習の時間を使って、間違えた問題について納得して解けるようにすることが大切で、解説にじっくり向き合う忍耐力や読解力がモノをいいます。そして、ここで復習した内容や覚え直した内容は、次の模擬試験の「受ける前」フェーズで再度確認してみましょう。そこでしっかり解ければ、完全に定着したと考えていいでしょう。 このサイクルをぐるぐると回していくことで、実力がどんどんついていくのです。 読んでいただければわかるように、「受ける時」が充実するためには「受ける前」が大切で、「受ける時」がしっかりすれば「受けた後」が価値の高いものになります。 前後にしっかり取り組まないで、ただひたすら受ける数だけ増やしても、消化不良になるだけでちっとも力に結びつかないのです。 まとめ こういうところから、冒頭に申し上げた「同じ模擬試験をなるべく早い段階から受け続けるのが良い」という結論が出てきます。 同じ模擬試験であれば、回数として多すぎることはなく、適度な回数を実施してくれますし、継続的に受験することで自分の力の変化も視覚的に見られるようになります。その変化が、最終的に志望校を決める段階になってとても大事な情報になってくるのです。 直前になって慌てて模擬試験を受けよう!という形ではメリットがありませんから、早い段階から継続していってください。 中1・中2の段階では、多くてもせいぜい年3回程度だと思いますので、大きな負荷にはなりません。 むしろ定期テストがない時期のいい目標設定ということで、前向きに学習スケジュールに組み込んでもらえると、とても有意義に模擬試験を活用することができますよ! さて、次回は4月に入って悩む人も多いであろう「部活動との両立」について、勉強と部活をどう両立すれば良いか説明していきます。 ぜひ次回もお読みください! 筆者:金澤 浩(かなざわ ひろし) 大手学習塾で20年以上指導し、様々な生徒を合格に導く。現在は共育コンサルタントとして講演会や個別での進路選択や学習の支援に取り組む